READYFOR Tech Blog

READYFOR のエンジニアブログ

変われる強さ、変わらぬ想い

OGP

はじめまして、栗原と申します。インターネットのアカウント名にksssとついていれば多分私です。2022年1月からREADYFORで働き始めました。よろしくおねがいします。

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変われる強さ、変わらぬ想い

20年以上も前のことです。私は厨ニ心をこじらせた少年でした。少年は衝撃とともに、この名キャッチコピーと出会います。*1

変われることは強いことなんだと、そして想いだけはブレずに強い芯を持つべきなんだと。目的はブレずに、やり方は自由に。そんな教えが厨ニ心を持った少年の胸に突き刺さりました。そしてその教えを胸に、少年はこれまで様々なことを経験してきました。ゲームはめちゃくちゃ遊びました。

ただ実際は飽きやすいだけでフラフラと漂っていて、いつまでも強い芯が作れないままでいました。

学校もフラフラ、仕事もフラフラと漂い続けていました。

しかしながら私もいい年になって、ふと気がつくと家族を持つまでになっていました。そしてこの家族こそが、私の中に強い芯なのだと確信するようになっていました。あのキャッチコピーが、頭をよぎりました。

「家族のために私は何ができるのか。」

そう考えた私は、これまでに培ったプログラミング能力を使って、いつか子供のために、ひいては子供を取り巻く社会のためになるような事業に参加・貢献できれば、考えうる最高の悔いのない人生をおくれるのではないか。そう思うようになりました。

しかしこれがまた難しい。

どんなに理想に燃えていても、続けられなければ意味がありません。反対に、どんなに楽園のような環境でも、ビジョンや事業内容が想いに合致していなければモチベーションを保つことが難しい。そんなことを悶々と考えているところに、声をかけていただいたのがREADYFORでした。

ビジョンよし、組織よし、ポジションよし。

ビジョンよし

サービスサイトを開くと最初に目に飛び込んでくるのがこのコピーです。

いまより一歩、好きなほうの未来へ。

https://readyfor.jp/

子供たちが育ち、後に過ごす社会は本当に色々なものが関わってきます。医療・福祉・教育・娯楽・健康……。 どれも重要なものですが、人生は有限です。特定の何かに私が参加し結果的に一つは良くなったとしても、別の何かには手が出ずに私の挑戦は終わってしまうかもしれません。

しかしながら、お金なら、あらゆるものに関係し即座に地球の裏側まで届きます。「やりたい」という根源的な想いと、「お金」という万能な資源を組み合わせて社会を作る人達を応援する。社会を一歩前進させるお手伝いができる。READYFORは他のクラウドファンディング企業に比べて、医療や福祉関係が多く、寄付プラットフォームを目指している点が特徴的です。

家族のためになるよりよい社会へ、自分の仕事で一歩ずつ進めることができたらどんなに良いでしょう。 このビジョン・事業内容に参加することは、私の想いと合致します。

組織よし

www.oreilly.co.jp

カジュアル面談ではVPoEの いとひろさんとお話させていただきました。

READYFORでは書籍「ユニコーン企業のひみつ」でも紹介されているスクアッド制を採用しているようです。

このスクアッドは複数に所属可能であり、そしてスクアッドとは別に、やりたいことベースでプロジェクトチームを結成することもあります。

また、組織はCTOの町野さんが打ち出した「乳化」をキーワードに、職種間や部署間で壁を作らず、むしろ積極的に跨いだ活動を是としています。

互いを尊重しつつも壁を作らず、互いがなめらかに繋がるという、しっかりとしたイメージをもって組織を作られている印象を受けました。

また、町野さんはスマートニュース社の初期フェーズを支えた一員とのことで、直前にたまたま読んでいた書籍「なめらかな社会とその敵」と繋がるものも感じました。

組織はプログラミングで言うところのフレームワークだと私は思います。しっかりとしたフレームワークがあれば、フレームワークが自動的に多くの仕事を担ってくれ、我々は本当にやりたいことに集中できると私は考えます。

実際に私が最初に参加したプロジェクトも、マネージャー・デザイナー・エンジニアが一緒になってプロダクトについて語り、ユーザーに対して自分たちにできることを語り合っています。マネージャーはやりたいことの背景まで説明しつつも全てがドキュメント化され共有されています。エンジニアはシステムの制限からユーザー目線での理想の体験まで語り、互いに落とし所をすり合わせていきます。これが素晴らしくスムーズに行われていました。

私はこれまでいくつかの組織を見てきましたが、この組織は変化に強い。そう感じました。

ポジション

提案いただいたバックエンド基盤というポジションも大変魅力的でした。

私は元々アプリケーション気質というよりライブラリー気質寄りなようで、これまでもサービスを作りつつも仕組みとなるライブラリーも作ることが多かったのです。

例をあげると最近はRubyの型システム周りをさわっていて、aws-sdk-rubyというgemに型をつけるプロジェクト等を個人的にやっていました。娯楽と同列なレベルで、ライブラリーをいじってしまう人なのです。 これまでの経験から、どうしてもやってしまうOSS活動をしつつ現場での問題解決もできれば、趣味のOSS活動が、仕事の成果になるという欲張りな働き方ができるのではと考えていました。

バックエンド基盤では、サービスの機能開発も触るが、より土台となるライブラリーやアーキテクチャーを主眼に、開発環境を整備していくと聞きました。 VPoEの いとひろ さんが、過去にOSSプロジェクト*2をリードした経験があるそうで、私の理想の働き方ができそうか聞いたところ、是非やってほしいとの回答をいただきました。

このポジションも「僕のために用意されたのかな?」と疑ってしまうほど自分にマッチしていました。

ビジョン、組織、ポジション全てよしということで、私はREADYFORへ参加することを決めました。

ようするに

ある日の朝回で「ウクライナ支援プロジェクトが立ち上がる予定なのでパフォーマンス面で要注意ですね。」のような会話が飛び交う職場です。

変われる強さと、変わらぬ想いを胸に、これから邁進していきたいと思います。

いまより一歩、好きなほうの未来へ。

一緒に作っていきませんか?

corp.readyfor.jp

*1:後に調べてわかりましたが、このコピーを書いたのはシナリオを担当された名取佐和子さんだそうです。古い資料も残されているバンダイナムコに感謝。 https://www.bandainamcoent.co.jp/cs/list/weekly/reply06.html

*2:本人にこのサイトを見せたら「あ、それ僕が作ったサイトですね。」とおっしゃっていました。